レパントの海戦

  cf. ギリシア本土とペロポネソス半島を分ける東西に長いパトラス湾一角、レパント港

  とその沖合を中心に戦われたことに由来。


 
レパント Lepanto (イタリア語)

 …「東方」?

  cf. フランス語のレヴァント Levant 「日が昇る土地、東方」(ラテン語 levare 「日

  が昇る」を語源とするフランス語の lever から)に由来?

   レヴァントは英語 the Levant でも「レヴァント地方」を意味し、エーゲ海と地中

  海東岸地方(特にシリア・レバノン・イスラエルの地域)のこと。

   地中海で東から吹く風のことを、レヴァンター「東風」という。

   西欧の人々の呼び名がレパント港で、長くヴェネツィアが領有していた。そのギリ

  シア名はナウパクトス Nafpaktos 「造船」( naus 「船」と pēgnymi 「造る」)。